禁煙したいのにできない人は多くいらっしゃいます。
日本では年々喫煙する場所は縮小している傾向にあり、喫煙者にとっては肩身が狭くなる一方ですね。
禁煙できない人の特徴と理由は「自分に甘い」と思われがちですが、それだけでは無いこともわかっています。
今回は禁煙の失敗理由を、失敗談など交えて詳しく説明していこうと思います。
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禁煙できない人の特徴と失敗の理由は?
禁煙したはずなのに気がついたら吸っていた人など、たまに見かけることがありますが、禁煙を失敗してしまう具体的な理由は何なのでしょう?
禁煙できない人の特徴を解説していきます。
禁煙できない人の特徴
- 喫煙は良い事という思い込み
- 健康影響を過小評価
- 言い訳する
- 現実を直視しない
喫煙は良い事という思い込み
喫煙者の中には、タバコを吸うことは健康に良いものだと考えている人もいます。
実際にタバコを吸わないと「スッキリしない」「ストレスが抜けない」「仕事に影響」などの認識を持っている人は多くいますね。
大学の論文でタバコが健康に良いという論文を提出した人もいるくらいです
しかしタバコが健康に良いことは絶対になく、根拠もなく論文にしてしまうくらいタバコの依存は恐ろしいものだという事がわかる結果になりましたね。
健康影響を過小評価
禁煙できない人は、多少健康に悪影響がでる程度の認識しか持っていない人がいます。
タバコは肺がんだけでなく、循環器系の病気(狭心症、心筋梗塞、脳卒中)や、呼吸器系の病気(肺疾患など)と様々な病気のリスクを拡大していまいます。
このように様々な病気になってしまう知識を持っていない人が多くいらっしゃるのが現実になりますね。
結果的に自分だけでなく家族にも迷惑が掛かることにもなりますので、健康への影響を過小評価することは危険な事になります。
言い訳する
ダイエットでもそうですが「明日からやる!」という人は「明日もする!」と宣言している事と同じで、やめることができません。
「一本くらい大丈夫だろう」と甘い考えが出てきて、ズルズルと引きずってしまうのが特徴になりますね。
特に呑み会や仲の良い友人との集まりでは気が緩み、「一本だけ」と吸ってしまう人は結構多くいらっしゃいますね。
現実を直視しない
タバコを吸うことにより様々な病気になるリスクを理解しているにも関わらず、
「そんな事は信じない」と現実を直視しない人もいます。
こういう人は厄介で、禁煙外来に行ったとしても助言されたことを守らないだけでなく、周囲の影響を考えずにタバコを吸い、他人にも迷惑を掛けている可能性がありますね。
失敗の理由は?
- 身体的依存
- 習慣的依存
- 心理的依存
身体的依存
身体的依存はタバコの中に含まれている”ニコチン”の依存状態であることが原因です。
ニコチンが切れると脳内でドーパミンやセロトニンが出にくくなり、不安やイライラ、集中力散漫、眠気、ストレスを感じる症状に見舞われます。
タバコは麻薬より危険は少ないですが依存性を考えた場合、手軽に買うことができるタバコの方が、依存性が高いのではないかと思います。
習慣的依存
習慣的依存は「朝起きて一服」「食後に一服」など、なにかの節目に一服が入るクセが着いてしまっている事になります。
この節目が増えれば増えるほどタバコの本数の増えることになりますので、
「いつのまかこんなに吸っていた」という事態になりかねません。
自分の周囲に同じ習慣を持っている喫煙仲間がいたとするなら、さらに習慣的な依存性は高まってしまいますね。
心理的依存
心理的依存は特に女性の方に多く、一時的に不安やイライラを解消できる効果があるので、ニコチンが切れることが不安になり吸い続けてしまいます。
なたタバコは良い事という間違った認識をもつこともあり、より多くのタバコをすってしまう危険性もあります。
間違った知識と、不安や恐怖から逃れるために辞める事ができなくなるため、治すのには多少時間がかかりますね。
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失敗談もチェック!!
禁煙に挑戦した約7割が失敗するというデータが出ているほど、禁煙は難しいことがわかっています。
禁煙できない人の具体的な失敗談を確認し、禁煙を成功するためにどうすべきなのか解説していきます。
失敗談
- 禁煙を考えると吸いたくなる
- 酔った勢い
- 喫煙仲間の影響
禁煙を考えると吸いたくなる
禁煙をするために一生懸命考えているとタバコが吸いたくなり、結局禁煙のこと考えながらタバコを吸うという本末転倒な事態が起きます。
また、考えている内に別のテーマになって禁煙自体を忘れてしまうこともあります。
自分がタバコを吸っていることに気づきますが、「明日から禁煙しよう」となり、それを毎日繰り返してしまいます。
酔った勢い
禁煙状態だったにも関わらず、呑み会にて酔った勢いといつものクセもあり気づけば吸っていたという話もあります。
一度吸ってしまったせいで、禁煙状態から開放された体が再びニコチンを欲するので、辞められなくなってしまいます。
仲の良い人達との呑み会は特に気が緩むので、このような事態になることは多いですね。
喫煙仲間の影響
いざ禁煙を開始しても周囲の友人は今まで通りタバコを吸うので、その影響を受けたり仲間から勧められるなどして、結局吸ってしまう事も多いですね。
ただでさえタバコをガマンしているのに、喫煙仲間といたら吸いたくなる気持ちもわからなくもないですね。
禁煙するためには!
- 残りのタバコを処分
- 何かの節目はガマン
- 禁煙外来に行く
残りのタバコを処分
現在持っているタバコは全て処分することから始めましょう。
タバコ事態値上げし続けていますし、タバコを捨てることはとても勇気のいる事です。
しかしタバコがあれば吸ってしまう事はわかりきっていると思いますので、ここは思い切って捨てることが大切です。
何かの節目はガマン
タバコは、起床時・食後(コーヒーも)・トイレ休憩後・アルコールの席などで、習慣的に吸いたくなるものです。
事前に節目で吸いたくなることを理解して、その度ガマンしていけば「~のついでに」というクセは無くなっていきます。
最初の内は、イライラや集中が切れるなどの症状に見舞われ、仕事などに支障をきたてしまうかもしれませんが、徐々にタバコが無くても生活できるようになってきます。
気が緩んで一本でも吸ってしまうと、体のニコチン欲求が止まらなくなるので、絶対に吸わないようにガマンしましょう。
禁煙外来に行く
本気で禁煙をしたいのであれば、禁煙外来に行くことが良いと思います。
禁煙に対するプロでありますので各々に適した診察をしてくれますし、なにより相談相手がいる事は心強いです。
禁煙外来の処方としてはニコチンガムとニコチンパッチを使い、近年では比較的簡単に禁煙できると言われています。
お金は掛かりましが、禁煙の辛さを考えると一番効率的だと感じますね。
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まとめ
禁煙できない人は、「甘い考え」である以外にも様々な問題を抱えていることがわかり、禁煙の大変さを理解しました。
タバコを吸う理由はタバコそのものよりも、仲間や不安・ストレスなどの周囲による影響が大きく、ある意味心の支えみたいになっていると感じます。
しかしタバコの悪影響を知っているにも関わらず吸い続け、病気や周囲に人への迷惑を考えない人もいるので、これに関しては辞めて頂きたいと思いますね。
タバコを辞めたい人の7割が失敗しているという事実も衝撃的で、その依存性はある意味麻薬と近いのではないかと思います。
禁煙を成功させることは大変だと思いますが、タバコが無くなることで健康やお金も手に入るので、是非ともかんばって頂きたいですね!
参考
東洋経済オンライン
e-ヘルスネット
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