【避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備】の違いとレベルを簡単理解!わかりやすく説明します!

2019年10月に発生した台風第19号の影響で、避難勧告避難指示避難命令避難準備の4つの言葉が出てきました。

それぞれ避難がついていますが、どのような違いがあるのでしょう?

また避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備の、避難レベルの順番はどのくらいになっていくのでしょうか?

今回は台風や豪雨の影響で発令される避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備の4つの違いやレベル、その上にある警戒区域の設定などについて詳しく説明していきます。



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【避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備】の違い

 

避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備の4つの発令を目にすることがありますが、具体的にどんな違いがあるのでしょう?

それぞれの発令はどのような意味を持つのか詳しく解説していきます。

避難勧告・避難指示・避難準備について

  • 避難勧告
  • 避難指示(緊急)
  • 避難準備・高齢者等避難開始

避難勧告

避難勧告は「災害対策基本法・第3節事前措置及び避難・第60条」にて立ち退きの勧告として定められています。

災害により人的被害が発生する可能性が高まった時に発令され、基本的に全ての住人に避難を促すものになります。

避難勧告は原則的に各市区町村長の判断により行われ、無線やサイレン、消防団・広報車による呼びかけで伝達します。

避難場所は市区町村などが指定している近くの公民館や小中学校などが利用できます。

警戒レベルは4になり、危険な場所や河川の情報などを自ら判断して行動する必要があります。

警戒レベル4の具体的な情報は、土砂災害警戒情報、危険度分布(うす紫)、氾濫危険情報、高潮特別警報、高潮警報などがあります。

避難勧告を軽視して避難をしない人を災害の度に見かけますが、その過信によって命を落とす事になりますし、多くの人にも迷惑が掛かることになります。

ですので避難勧告が出た際は、速やかに避難を行うようにして欲しいですね。

避難指示(緊急)

避難指示は避難勧告よりも緊急性が高くなった場合に発令されるもので、避難勧告と同じく、「災害対策基本法・第3節事前措置及び避難・第60条」で定められています。

2016年の台風10号の被害により、今までの「避難指示」から「避難指示(緊急)」へと名称が変更され、より緊急性が伝わりやすいようになりました。

避難指示も各市区町村長の判断により行われ、無線やサイレン、消防団・広報車による呼びかけで伝達します。

避難場所も市区町村などが指定している近くの公民館や小中学校などが利用できます。

警戒レベルは避難勧告と同じくレベル4になりますが、最高レベル5に近いものとされるので、確実に行動しましょう。

2019年の台風19号でも各地に避難指示がだされ、甚大な被害をもたらしましたので、決して軽視せず速やかに避難して下さい。

避難準備

避難準備の正式名称は「避難準備・高齢者等避難開始」と言います。

2016年12月26日以前は「避難準備情報」という名前でしたが、2016年の台風10号による水害で岩手県岩泉町のグループホームが被災し、9名全員が亡くなってしまった事により、よりわかりやすい名称へと変更されました。

避難準備は主に高齢者とその支援をする人、乳幼児のいる親などに向けたものになり、避難に遅れてしまう事の無いよう設置されています。

避難勧告や避難指示と同じく各市区町村長から発令から発令され、避難場所については災害の種類・内容によって異なります。

警戒レベルは3となり、高齢者等の人は危険を自ら判断して行動するように促しています。

警戒レベル3の具体的な情報は、大雨警報(土砂災害)、洪水警報、危険度分布(赤)、氾濫警戒情報、高潮注意報などがあり、ニュースでたまに見かけることのある内容が多いですね。

避難準備から避難勧告までの切り替わるスピードは予測出来ないものとなりますので、早めの行動を取ることが大切になります。

避難命令は存在しない!?

 

本来、避難命令は地震、津波、台風、原子力災害などにより、重大な危険性がある場合に発令されるものになります。

しかし日本には「避難命令」という制度は存在せず、避難指示の次の段階にあるのは、「警戒区域の指定」になるため、これが日本にとっての避難命令に該当するものと言われています。

実際に避難命令のある国では、絶対的に避難しなければならなくなり、無視や反対するものは強制的に拘束・避難させられ、ひどい場合には罰金が課せられます。

おそらく日本のような民主主義では、このような強制はできないので「命令」という言葉は使えないのだと思いますね。

しかし多くの人の命を救う事ができるため、こういった強制的な処置も必要と感じてしまいます。



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【避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備】のレベル

 

存在しない避難命令以外の避難勧告・避難指示・避難準備について、その災害レベルはどのような順番になるのでしょうか?

また、避難指示より上にある「警戒区域の設定」についても解説していこうと思います。

【避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備】のレベルは?

避難レベルの高い順

1.警戒区域の指定 ※避難命令
2.避難指示(緊急)
3.避難勧告
4.避難準備・高齢者等避難開始

日本における最高の避難制度は「警戒区域の指定」となっていて、「避難指示(緊急)」、「避難勧告」、「避難準備・高齢者等避難開始」と続いていきます。

警戒レベルとしては「警戒区域の指定」がレベル5、「避難指示(緊急)と「避難勧告」がレベル4、「避難準備・高齢者等避難開始」がレベル3になります。

基本的にレベル5は数回あるかないか、レベル4から下は台風などが該当していますので、いかにレベル5が危険であるかがわかります。

レベルの低い「避難準備・高齢者等避難開始」でも油断は禁物で、すぐに避難勧告・避難指示まで引き上げられることもあるため常に注意が必要になりますね。

警戒区域の指定

 

警戒区域の指定はすでに災害が発生している場所になり、命を守るための行動をしなければなりません。

2019年10月12日に発生した台風19号は、上陸前から警戒レベル5だと判断されていて世界でも類を見ない「レベル6」とも言われる程大きな台風でした。

警戒区域の指定は「災害対策基本法第4節応急措置第63条」にて定められていて、警戒区域に人が立ち入った場合は罰則もあります。

しかし外国の「避難命令」のような拘束力はなく、警戒区域に入ってしまい亡くなられる人も多くいます。

台風19号でも事前にあれだけの注意喚起があったにも拘わらず、避難せずに大量の死者が出てしまいましたので、日本にも「避難命令」を作っても良いと考えますね。



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まとめ

 

災害のニュースでよく見ていた避難勧告・避難指示・避難命令・避難準備の違いは、主に重大性の違いであることがわかりました。

避難準備という名称を軽視したことにより、高齢者の方達が亡くなられたことはショックですが、名称変更したことにより少しでも被害が抑えられることを願いますね。

警戒区域の指定をされた2019年の台風19号でも、氾濫した川を見に行こうなどという危険な行動をとる人や、いつまでも避難しない人達がいることも問題です。

海外のように拘束できるようにする事は民主主義に背いてしまうかもしれませんが、命を守る行動ならば、それは許されるべきだと感じます。

今後も災害の多い日本で、さらなる避難の対策が取られていくよう期待して、自分自身の身も守っていけるようにしていきたいと思いますね。

 

参考

Wikipedia

気象庁

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